骨密度検査とは、骨にあるカルシウムやマグネシウムなどミネラル成分がどれくらいの量があるか測る検査です。骨密度が低い状態は、骨が弱くなり骨折しやすい。これを骨粗しょう症といいます。当院では腰椎と股関節部の骨の骨密度を測定します。検査は10分程度ベッドに寝ているだけで検査が終わるため負担の少ない検査です。
当院では、DEXA法というエネルギーの違う2種類のX線を身体にあて、その透過度を利用して骨密度を測定します。X線の照射が少量ですむため身体への影響も心配がほとんどありません。検査データは他の検査に比べて最も精度が高いといわれていますので、骨粗しょう症やホルモン分泌異常の診断、治療効果の判定などを行うことができます。また、全身の骨塩量、骨密度、脂肪量および脂肪率(%)を測定できますので、メタボリックシンドロームの診断にもご利用できます。
測定する部位は、腰椎正面、大腿骨の頚部または全身です。検査時間は5分ほどで終わります。装置のアームが身体の上を走査するだけなので、痛みもありません。