金沢医療センター
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脳神経外科
脳神経外科

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脊髄刺激療法
  扱う主な疾患

脳神経外科一般 (脳、脊髄、末梢神経の病気に対する治療を行います)

1)脳血管障害
脳出血・脳梗塞・くも膜下出血)などの脳卒中の緊急治療を行います。特に心臓から血栓が飛んで起こる脳塞栓は起きてから6時間以内に選択的血栓溶解治療を行わなければマヒが残る可能性が高いのですが、早期に来院していただければ治せる病気です。これに対応できるのは脳神経外科だけです。これは手又は足から挿入した血管内カテーテルで治療する負担の少ない治療法です。このような治療法は血管内手術といわれ近年、急速に発達しています。くも膜下出血の原因である脳動脈瘤もこの方法で患者さまを選んで治療しています。一方、脳卒中をや慢性的な低脳血流状態を起こす脳に向かう動脈の詰まりには、首の頚動脈壁のアテロームごみの除去やバイパス手術などで脳機能の評価の上、十分な安全性を確認した手術を行っています。

2)脳腫瘍
脳のおできで、脳そのものから発生したもの、癌の脳への転移によるもの、頭蓋骨のおできなどがあります。これらに対して、患者さまに負担の少ない低侵襲の摘出手術を行っています。また耳鼻科、眼科などから紹介される頭蓋底部のおできの手術は当院医長の池田が開発し、多くの患者さまの治療経験をもっています。眼球背後の視神経の周りのおできを治療するのは眼科ではなく脳神経外科しかありません。

3)脊髄・脊椎外科
手足の痺れ、痛み、動かしにくさなどの原因に椎間板や骨突出による脊髄圧迫、脊髄腫瘍などが考えられます。特に後者の治療を行えるのは脳神経外科だけで、顕微鏡を用いた細かい丁寧な手術が行えます。

4)機能的脳神経外科
顔面痛・顔面ピクピク痙攣などは局所麻酔やボトリヌス毒素を当科でも顔面注射することで対処できますが、完治しません。これに対して微小血管除圧手術で殆ど完治できます。他にあらゆる除痛治療に抵抗する身体の痛みに対しても神経刺激装置埋め込み手術にて多くの患者さまに対応してきています。また、難治とされている手の震え、体の動きが固まるパーキンソン病に対しても石川県では初めて深部脳刺激装置埋め込み手術にて成功しています。これを行っているのは現在の所、当院のみです。

5)頭部外傷、脊随損傷に対する救急外科
交通外傷、転落事故などで頭を強打し首も痛めることは多くあります。外傷による脳内出血や頸椎損傷による手足のマヒなどに対して緊急に手術などの治療が必要となります。また、軽度の頭部外傷の数週間後より脳卒中の症状に似た慢性硬膜下血腫ができ小孔を開け血腫を洗浄する簡単な手術で劇的に症状改善することがあります。

6)小児・新生児に対する脳神経外科手術
先天性水痘症、二分脊椎などの中枢性神経の先天性奇形に対して緊急に手術を要することがあります。当院では小児科と連携して小児の先天性奇形だけでなく、小児の脳血管病(もやもや病、脳動静脈奇形)、小児脳腫瘍、小児脊椎・脊髄疾患にも対応しています。