金沢医療センター
ホーム サイトマップ 個人情報保護方針 リンク
病院のご案内 患者様向け情報 診療科・部門 医療関係者向け情報
TOP > 診療科・部門 > 臨床検査科 > 輸血検査
臨床検査科
臨床検査科
臨床検査科の紹介
血液検査
生化学検査
免疫血清検査
一般検査
病理検査
細菌検査
生理機能検査
輸血検査
  輸血検査

当院輸血検査室では輸血認定医である検査科長の下、2ヶ月に1度のローテーションで4人の技師が検査を行っています。(うち1名は認定輸血検査技師です。)安全な輸血を行うため、臨床検査技師が24時間体制(当直業務にて)で夜間も輸血業務を行っています。輸血室で行っている検査業務は次のような事柄です。
■血液型検査
○ABO血液型、Rh血液型(D)の血液型判定を行います。

■不規則抗体スクリーニング検査
○ABO血液型以外の赤血球抗原に対する抗体検査です。
○主に過去の輸血や妊娠によって産生された抗体であり、輸血の副作用の原因となる抗体を検出します。

■母児間血液型不適合の検査・赤血球自己抗体の検査
○新生児溶血性疾患(HDN)などの診断をはじめ、不適合輸血、薬剤有害効果、血液型判定検査です。

■抗D人免疫グロブリンに対する交差試験
○Rho(D)陰性のお母さんがRho(D)陽性の赤ちゃんを出産したときに筋肉注射する薬がお母さんに影響しないか確かめる検査です。

■交差適合試験
○患者様と輸血する血液をあわせて凝集などがないか、適合性をチェックする検査です。

■血液製剤の管理
○当院検査科では血液製剤の一元管理を行っています。

■自己血の保管管理
○輸血による副作用を回避するために、患者様の血液を計画的に貯血して輸血することがあります。
○貯血された血液を24時間温度管理のできる冷蔵庫にて、手術の当日まで保管管理をしています。

■輸血副作用の調査
○輸血を受けられた患者様の様子を看護師が観察し、その副作用有無の情報を輸血室が管理しています。

■輸血後検診カードの発行
○輸血による感染症の予防は現在可能な限り行われていますが、まだ原因のわからない肝炎などがあります。当院では血液センターと協力してその解明と予防や治療に努めています。患者様の健康のために、また輸血による合併症,副作用の有無を確認するために、ご都合のつく限り、指定日又はその前後に、輸血後の定期的な検診をお勧めしています。(同意書にて希望を確認しています。)



■血液製剤使用簿の管理
○ヤコブ病などの長期副作用調査に対応するために、患者様の輸血情報は20年間保管管理しています。