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産科・婦人科
  超音波検査について
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■超音波による胎児の診察
超音波断層検査法が普及する以前にはお腹を触ったり胎児の心臓の拍動を数えたり・・・というような間接的な方法でしか胎児のことを知ることが出来ませんでした。しかし超音波を使った検査によって胎児のかたち・姿勢・動きの観察や各器官の成長の評価ができるようになり、妊婦の診察=母体の診察+胎児の診察の時代になりました。



■超音波とは
超音波は人間の耳には聞こえないほど高い周波数の音波です。人間の耳に聞こえる音の周波数はだいたい20ヘルツから2万ヘルツまでの範囲とされています。人間には聞こえない約2万ヘルツ以上の周波数の音を超音波といいます。超音波は直進する性質と物質密度の異なる面で反射する性質を持つので、それを利用して体の中の構造を画像として見ることができます。
また、超音波は音波ですからレントゲンのX線などとは異なり、医学的な使用の範囲内では生体への影響を心配する必要はありません。
産科の領域では周波数 2.5MHz から 7.5MHz くらいまでの周波数の超音波が利用されています。



■妊娠していない子宮の超音波画像
正常の子宮は右の写真のようにナス状の形をした袋状の器官です。
中心部に子宮内膜に囲まれた内腔があり(写真では白っぽく描写されている部位)、その部に受精卵が着床して妊娠が開始します。子宮内腔は内子宮口から子宮頚管を通って膣へ続いています(写真では膣部は右上方にありますが、写っていません)。



■超音波検査法の種類
産科における超音波の検査の方法には大きく分けて二つの方法があります。お腹に超音波の機械をあてて腹壁をとおして検査する経腹超音波検査と、膣内から検査する経膣超音波検査です。
経膣検査は妊娠初期に使用され、経腹検査は主として妊娠3〜4ヶ月以降に使用されます。