院内助産のご案内



当院では、助産師が中心となって順調な妊娠経過の方の「お産」を担当していく院内助産を2012年4月に運用開始しました。これは日本に古くからある助産所の良さを生かした「あたたかいお産」と、医療設備・体制の整った病院内での「安全なお産」という助産所と病院の両方の良さを兼ね備えたシステムです。

院内助産では、お母さんが本来持ち得ている「自らが産む力」と赤ちゃんが持っている「生まれてくる力」を手助けし、できる限り自然で安全なお産ができるように家庭的な雰囲気の中で助産師が寄り添い支援します。また、産科医師、小児科医師が24時間対応できるシステムとなっていますので更にご安心いただけると思います。

出産という一生に幾度とないすばらしい経験を自分の産む力で満足感のあるものにしてみませんか?



院内助産でお産できる方は、以下の基準を満たしている方です。
1、妊娠経過が正常である
2、既往歴、産科既往歴に問題がなく、合併症がない
3、40歳未満、身長150㎝以上、非妊時BMIが25未満
4、本人の希望がある
5、夫の同意がある
6、単胎で経膣分娩が可能と判断されている
7、妊娠37週0日から40週6日の間の分娩である
基準を満たさない場合でも、医師と相談し、許可があれば利用できる場合もあります。
 異常が予測される場合は医師の診察を受けていただき、場合によっては、院内助産院のご利用をお断りさせていただく場合もあります。


妊婦健診は通常の医師と助産師外来の妊婦健診を受診していただきます。妊娠26週頃バースプランの紙をお渡しします。そのバースプランをもとにお産に向けて、妊婦健診の際に助産師が一緒にプランを考えていきます。母親学級、両親学級は院内助産利用以外の妊婦さんと一緒に受けていただきます。お産のときはバースプランに沿った分娩ができるように、ご本人やご家族と話し合いながらケアを行っていきます。


通常の分娩の際と変わりません。
院内助産についてご不明な点がありましたら遠慮なく産婦人科外来スタッフにお尋ね下さい。

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