外来治療センター
1.外来治療センターとは
通院による「化学療法」では、入院による「化学療法」に比べて、日常生活に近い状態で治療を受けていただけるため、生活の質(Quality of Life:QOL)の向上が期待されます。生活の質とは、「仕事や社会生活の維持」、「趣味・娯楽・食事・芸術・スポーツ・旅行の継続」、「家族・肉親との再会」、「友人関係の継続」などを指します。化学療法の多様化に伴い、患者さん自身が求められる生活の質(QOL)が変化してきており、化学療法もできる限り日常生活の延長上で行われるようになってきました。そこで、金沢医療センターでは2007年10月15日に、通院による化学療法を受けていただく患者さんのための専門部署として「外来治療センター」を開設しました。
2.施設・設備医師、看護師、薬剤師が勤務しており、効率的かつ安全に「化学療法」が行われるようになりました。リクライニングチェアーが6脚、ベッドが2床で、一度に8人の患者さんに対して治療を行うことが可能です。センター内には、ウォシュレット付きトイレ、共用の冷蔵庫・電子レンジさらに、各リクライニングチェアーとベッドにはDVDプレーヤー付きテレビを備え付けています。治療中は隣の患者さんと談笑したり、食事をしながらテレビや読書を楽しむなどリラックスした雰囲気の中で治療を受けていただくことが出来ます。また、患者さんのプライバシーにも十分配慮し、カーテンで仕切ることも可能です。
3.治療内容全ての診療科の「がんの化学療法」と「内分泌療法」を受けることができる治療専用室です。2012年12月からは前立腺がん、乳がんに対する内分泌療法も実施しています。また、関節リウマチやクローン病の点滴治療の際も利用することができます。
|
![]() ![]() |