1. | 当院は、独立行政法人国立病院機構「高度総合医療施設」として位置づけられており、「がん、循環器、精神、成育、腎、内分泌・代謝、感覚器、肝、長寿医療、エイズ、災害医療」の11分野において国立病院ネットワークを介した政策医療を担っている。循環器、がんおよび成育に関しては、院内に「血管病センター」、「がん総合診療部」、「成育医療部」を構築して総合的な診療方式をとっている。一方「血管疾患」をテーマとした臨床研究部を有しており、診療、臨床研究の両面で実績を残している。 |
2. | 地域医療の点からは、北陸の基幹病院としての役割を担っており、地域医療連携室を設置して地域密着型医療を進めると共に、救急医療の分野でも地域医療に高く貢献している。とくに小児科に二交替勤務制を導入して夜間小児救急医療を充実し、地域医療に大きく貢献している。平成23年4月には地域周産期母子医療センターに認定されている。 |
3. | 図書室の充実に加えて、オンライン契約が多数有り、文献検索、情報収集などに利用でき、教育環境が整っている。また、Procedures Consultとの契約により各種臨床手技も動画で勉強することができる。 |
4. | 平成12年4月日本医療機能評価機構による施設認定を受けており、令和2年1月に施設認定の更新を行っている。 |
5. | 平成18年10月開放病床制度(20床)を導入。平成19年1月地域がん診療連携拠点病院指定を受ける。また日本がん治療認定医機構認定研修施設にも認定されている。 |
6. | 平成20年4月、地域医療支援病院の名称使用が承認された。いしかわ診療情報共有ネットワーク(IDリンク)に加入しており地域の医療機関との診療情報の共有が可能となっている。 |
循環器内科 | 冠動脈インターベーションおよびカテーテルアブレーションによる不整脈治療 |
血液内科 | 無菌室を用いた幹細胞輸血による血液疾患治療 |
腎・膠原病内科 | 重症透析患者に対する専門病院 |
消化器内科 | 肝炎治療ならびに内視鏡的検査治療 |
呼吸器内科 | 超音波気管支内視鏡による肺がん及び横隔腫瘍の早期診断 |
内分泌・代謝内科 | 糖尿病に対する集学的治療 |
脳神経内科(血管内科) | 認知症および頭痛外来(鑑別診断と治療) |
外科(消化器外科) | 消化器がんに対する集学的治療 |
呼吸器外科 | 肺がんに対する集学的治療と胸腔鏡手術 |
心臓血管外科 | 下肢動脈閉塞症下肢静脈瘤の外科的手術、多汗症に対するETS(内視鏡的胸部交感神経焼灼術)、冠動脈バイパス手術 |
整形外科 | スポーツ外傷専門医 |
脳神経外科 | パーキンソン病などの機能的脳神経外科手術、ナビゲーターを用いた頭蓋底腫瘍手術、脳血管インターベンション治療 |
産婦人科 | 母体搬送分娩、婦人科疾患に対する低侵襲性内視鏡手術 |
耳鼻咽喉科 | めまいの診断および治療、鼻内視鏡的手術 |
歯科口腔外科 | 形成的口腔癌手術、顔面外傷手術 |
精神科 | 身体合併症のある精神病患者受け入れ、うつ病患者に対する治療に力を入れている。 |
皮膚科 | 乾癬アトピー性皮膚炎の専門的治療 |
泌尿器科 | 前立腺がんに対する小線源治療 |
放射線科 | 全身固形癌に対する放射線治療、肝癌に対する血管内インターベンション治療、マンモグラフィーによる乳腺診断学、核医学的診断学 |
小児科 | 小児腎臓・膠原病、小児循環器病、小児内分泌・代謝病の専門外来 |
金沢医療センター初期臨床研修プログラム ●令和7年度臨床研修プログラム 本プログラムは将来プライマリ・ケアに対処しうる第一線の臨床医、あるいは高度の専門医のいずれを目指すにも必要な診療に関する基本的な知識・技能および態度を習得するための2年間のプログラムである。 |
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内科(24週以上) | |||||||||||
外科、必須選択外科、小児科、産科・婦人科、精神科、一般外来(各4週以上) | |||||||||||
救急(選択科である麻酔科も含めて可)(12週以上) | |||||||||||
コメディカル部門研修(0.5日×4部門以上) |
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必須科(1年次に研修できなかった必須科)(9月までに終了) | |||||||||||
地域医療(在宅医療も含む)(4週以上) | |||||||||||
コメディカル部門研修(0.5日×4部門以上) | 協力型病院(1診療科4週以上8週まで)・協力施設(8週まで) |
1. | オリエンテーション:研修最初の1週間に院内規程、施設設備の概要と利用法、電子カルテ操作説明、文献と病歴の検索方法、医事法規などについて学ぶ。 |
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2. | 研修医が属している各科の回診、カンファレンス、抄読会に出席し、発表、報告する。 |
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3. | 病院全体の講習会、セミナー、CPCなどに出席する。 院内開催公開検討会 CPC:隔月開催 随時開催 臨床研究部・血管病センター合同症例検討会:隔月開催 がん診療部症例検討会(ISARC):月2回開催 |
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4. | 金沢地区の他施設の研修医との合同学習会 年3回開催(うち1回は当院主催)※開催時期は不定期 |
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5. | 毎月1回開催する研修医集会に出席する。 |
1) | 研修内容のチェック:研修医は、研修医チェックシートを用いて研修の進行状況をチェックする。 |
2) | 研修医に対する評価:研修医は、各科ローテート終了時に研修医用評価表に沿って自己評価を行う。一方、各指導医は研修終了時に指導医用評価表により評価を行う。2年間のプログラム終了時には臨床研修管理委員会が研修目標達成を認定する。 |
3) | 指導医に対する評価:研修医は、各科ローテート終了時に指導医評価表に記入してプログラム責任者に提出する。 |