当院が導入した電子カルテは,ペーパーレスを目指したフルパッケージのシステムです.コスト効果比を考えながらシステムを部分的に取捨選択し,運用を工夫して,導入費用を病院収益の1.2%に抑えたことが特徴です。この点をご評価いただき,平成17年度と18年度で全国25施設の方々が,さらにその後の運用やシステムダウン訓練,がん登録システム,H20年5月稼働の地域医療連携システムなどについても毎年4-5施設から当院の電子カルテを 見学に来ていただいています。
平成22年9月20日稼働開始のEGMAIN-GXはノンカスタマイズの製品ですが,カスタマイズできないことでユーザー側が運用を合わせることになります。しかし,電子カルテの品質が向上したことと,ユーザー会での改善要求を年一回のバージョンアップに盛り込むというユーザー重視の姿勢で、この路線変更は成功しています。
■電子カルテの概要
○富士通EGMAIN-EX:2004年10月12日(火)
移行→EGMAIN-GX:2010年9月20日(月)
○導入の基本方針
1.患者サービス
2.リスクマネージメント
3.経営の合理化
○電子カルテ導入後に病院収益が大幅に増加しました |