卒後臨床研修
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メッセージ


抜群の環境の中で豊富な症例経験が可能

日本三大名園の一つである特別名勝『兼六園』に隣接する当院は金沢市の中心街からほど近く、『高度総合医療施設』として北陸地区の基幹病院としての役割を担い、様々な疾患や病態を総合的に経験できる基幹型および協力型の臨床研修指定病院です。診療面では、国の進める政策医療の中でも特にがん、循環器(血管)を最重点分野に置き、また24時間2交替制による小児救急体制をも完備し、地域医療機関との連携のもとに、地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院として、レベルの高い医療を提供しています。

豊富な症例と診療技術・手技の実践が可能

外来患者数は多く、研修医の皆さんは一般的な疾患から高度な専門性を有した急性期疾患まで幅広く経験できます。また、救急医療についても、救急搬送患者数は県内医療施設でも一二を争い、二次救急から心肺停止を含む三次救急まで経験することができます。
こうした点からも臨床研修の到達目標をクリアし、臨床研修の理念である基本的な診療能力を身に付けるには最適の環境であると考えています。

後期研修プログラム(専修課程)も用意、継続した研修が可能

当院は、これまで47学会・1機構における教育研修施設の認定を受け、医師の卒後教育に力を注いでいます。初期臨床研修終了後は専門医取得を目指すため内科のみ専門医コースがあります。初期臨床研修終了後、継続して当院で研修することや、国内外への留学も可能であり、さらにその後は当院あるいは国立病院機構への就職・常勤医への道も開かれています。

古都金沢で充実した研修医生活を送ろう

国立工芸館、県立美術館、金沢21世紀美術館、能楽堂など文化施設が集中し、文教地区にも指定されている閑静な地に建つ金沢医療センターで、初期臨床研修医として充実した研修生活を送り、第一線で活躍する指導医から基本的な診療能力や手技を学んでください。向上心を持ち、意欲ある研修医の皆さんを大歓迎いたします。そして、初期臨床研修終了時には、患者さんの基本的な病態把握と診断・治療を習得し、患者・家族の皆さんから信頼され気配りのできる医師に成長してくれることを切に願っております。

有意義で充実した研修を
金沢医療センターは、誠意進化を含めほぼすべての診療科がそろった北陸地区の中核となる総合病院です。各科の連携が良好でアットホームな雰囲気も自慢の一つです。研修は、臨床経験豊富な指導医と研修医のマンツーマン方式を採用し、毎月の研修医集会できめ細かな臨床指導、総合評価を行っています。初期研修医時代は、その後の医師の在り方に大きな影響を及ぼす大切な時期ともいえます。我々指導医は、2年後には一人前の医師として世に送り出す義務があることを自覚し指導に専念しています。患者さんのことを第一に考える情熱にあふれた指導医陣に囲まれ、当院での研修は有意義で充実したものになると信じています。

教育研修部長 太田 和秀

各診療科には大学教官歴を有する部長・医長をはじめとして、豊富な臨床経験を有する指導医が多数勤務している。その大半はすでに医学教育指導技法に関する「医師の臨床研修に係る指導医講習会」は受講済みで、指導医資格を有している。

各診療科の特徴、得意領域
循環器内科 冠動脈インターベーションおよびカテーテルアブレーションによる不整脈治療
血液内科 無菌室を用いた幹細胞輸血による血液疾患治療
腎・膠原病内科 重症透析患者に対する専門病院
消化器内科 肝炎治療ならびに内視鏡的検査治療
呼吸器内科 超音波気管支内視鏡による肺がん及び横隔腫瘍の早期診断
内分泌・代謝内科 糖尿病に対する集学的治療
神経内科(血管内科) 痴呆および頭痛外来(鑑別診断と治療)
外科(消化器外科) 消化器がんに対する集学的治療
呼吸器外科 肺がんに対する集学的治療と胸腔鏡手術
心臓血管外科 下肢動脈閉塞症下肢静脈瘤の外科的手術、多汗症に対するETS(内視鏡的胸部交感神経焼灼術)、冠動脈バイパス手術
整形外科 スポーツ外傷専門医
脳神経外科 パーキンソン病などの機能的脳神経外科手術、ナビゲーターを用いた頭蓋底腫瘍手術、脳血管インターベンション治療
産婦人科 母体搬送分娩、婦人科疾患に対する低侵襲性内視鏡手術
耳鼻咽喉科 めまいの診断および治療、鼻内視鏡的手術
口腔外科 形成的口腔癌手術、顔面外傷手術
精神神経科 身体合併症のある精神病患者受け入れ、うつ病患者に対する治療に力を入れている。
皮膚科 乾癬アトピー性皮膚炎の専門的治療
泌尿器科 前立腺がんに対する小線源治療
放射線科 全身固形癌に対する放射線治療、肝癌に対する血管内インターベンション治療、マンモグラフィーによる乳腺診断学、核医学的診断学

指導医1
自分の大学入局からこれまでを振り返ってみた時、はっきりとした定義もない初期および後期研修は大学主導型の単科に制限された狭い専門知識だけのもので、実際は出張先で諸先輩医師からの指導や自身の背筋の凍るような経験から今の臨床の基礎が形作られてきたと思う。体系付けられ順序だった研修コースプログラムの明らかなものがない状況の中、ただ漫然と行われてきたのが実感である。しかし、いざ自分が後輩医師を迎えて指導医になった時、これではいけないと思いながらも単科の専門知識の受け売りを後輩にしていた。そして大学に在籍していた時には単科の臨床知識や技術を深く習得して成長していく自分に満足していたが、いざ大学を離れ一般病院に赴任すると学生時代に理解していた知識も忘れ専門バカになっていたのに驚かされた。
これらの経験を踏まえ、初期研修はgeneralに臨床の基本を習得することはもちろんだが、後期研修(専修課程)もこれまでの一施設単科に制限されたものではなく、院内外を含めた様々な組み合わせによる有機的な専修コースプログラムにより、段階的に専門医師を育てていきたいと考えている。

指導医2
当院では救急患者も多く、専修医の期間中に様々な患者を自ら経験することができる。そのことによりこれからの時代の医療を担うに必要な知識や技術を習得すると共に、古都金沢の地で少子高齢化における医師の在り方についても考えて頂きたい。人間性に溢れる専修医の育成をめざし、患者やその家族、病院スタッフ、同僚、上司との触れ合いにより「顔の見える医師」を育てたい。積極性と協調性を備えた意欲あるドクターの応募を期待している。

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