金沢医療センター
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扱う主な疾患
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■手の外科の疾患
日本手の外科学会
1)橈骨遠位端骨折
ヤンキースの松井が骨折したから、有名になった。松井もプレートで固定されています。手術を受けることで、早く痛くなく日常生活にもどれます。松井のように頑丈ではないお年寄りにも多い骨折です。お年寄りは、骨粗鬆症があるために、つまづいて手を着いただけでも骨折することがあります。ズレがなければ、ギプスで治療しますが、ずれているようであれば手術したほうが、楽に元の生活にもどれます。

2)手根管症候群
明け方に、手指がシビレ痛くて目が覚める。手を振ると楽になるような気がする。こういった症状が、最も典型的な症状です。手首で、正中神経という神経の通りが悪くなったために症状が出てくるのです。ボタンかけ、針使い、コイン拾いがしにくい・・といった症状が出てきたら、かなり進んでいます。早めに受診したほうが良いでしょう。

3)肘部管症候群
肘の内側に、机の角で打ったりするとび〜んと響く所があります。ここに、尺骨神経という神経が走っています。肘の骨が変形したり、使いすぎたりして神経の通りが悪くなると、小指にシビレが出てきます。細かい作業がしにくくなったりしてきたら進行しています。

4)屈筋腱断裂
指や手のひらを包丁やカッターで切った場合、神経だけでなく指を動かすスジをきってしまうことがあります。このスジは「屈筋腱」と呼ばれ、治療がむずかしい部分です。必ず、整形外科専門医に相談しましょう。

5)指の腱鞘炎
いわゆる「ばね指」と呼ばれています。指の屈伸がしにくくなります。進行すると、カックンカックンとバネのように指に引っかかり感が出ます。中指や薬指に多い症状です。注射で良く治りますが、中には手術をしないと治らない、しつこい腱鞘炎もあります。

6)肘の腱鞘炎
いわゆる「テニス肘」と呼ばれています。これも、使いすぎが原因と言われていますが、多くの患者さんは「そんなに使っていないのに・・」と言います。肘の外側の骨(腱の付着部)が痛いのが特徴で、タオル絞り動作などが痛くてできません。装具や注射で治療します。

7)手首の腱鞘炎
初めての赤ちゃんを抱っこしたりすると、手首の親指側に痛みが来ることがあります。赤ちゃんでなくても、手首を起こすような動作を繰り返したりすると、手首の腱鞘炎を起こすことがあります。これも、注射や手術で治療します。

8)舟状骨骨折
バイクや自転車で転んだり、スノボーやサッカーで転んだりして手をつくと、手首の骨の一つである「舟状骨」が骨折することがあります。初めは、捻挫かな?と思う程度で、骨折とは思わない人が多いようです。しかし、これを見逃されると治療が難しくなります。手首が痛いときには、必ず整形外科専門医に相談してください。

9)突き指
「突き指」と思っていても、骨折していることもあります。また、腱や靭帯が切れていることもあります。突き指も甘くみると、あとで痛い目にあうことがあるので、注意が必要です。