| 金沢医療センター附属金沢看護学校は、昭和22年からの長い歴史と伝統を誇り、教育理念に掲げるように「豊かな感性を持ち、知性・実践力を身につけた看護のエキスパート」の育成に力を注いで参りました。これまで約3500名の人材が本校を卒業し、これら卒業生は臨床現場はもとより、看護教育や行政の分野においても第一線で輝かしい活躍をしております。 本校は、日本三名園の一つである「兼六園」に隣接し、国立工芸館や県立美術館など多くの文化施設が集中する自然と文化に恵まれたエリアに位置しております。「豊かな感性や知性」を磨き勉学に励むには最適な立地条件であると言えます。さらには地域の急性期医療を担う金沢医療センターの敷地内にあり、学校教員とともに、金沢医療センターで活躍中の医師、看護師が数多く指導者として学生教育に参加していることから、「実践力」の高い看護師育成につながる環境に恵まれています。例えばコロナ禍において「実践力」を身に着けるために重要な看護実習が全国的に困難であった状況にも関わらず、本校では感染対策に留意しながらこれを継続することができました。さらに、設置母体である国立病院機構は日本におけるセーフティネットとしての役割（他の設立主体では困難な医療への取組）も担っており、この一環として、神経・筋難病等の政策医療看護を学ぶ体制（医王病院との連携等）や災害医療看護を学ぶ体制等も敷かれているなど、幅広い学びの場があります。この結果は本校卒業生の極めて高い国家試験合格率に表れ、卒後就職先の医療機関や進学先における高い評価にも繋がっています。また、看護師として習得すべき知識・技能を、これら充実した環境の中で学ぶことは勿論のこと、医療者として重要である思いやりのある「心」を磨くべく教科外活動も積極的に行われており、これらを通じて「自主自学の精神」を養い、コミュニケーション力、忍耐力、洞察力等を高め、「人間性」豊かな看護師エキスパートの育成に努めています。 金沢医療センター附属金沢看護学校職員一同は、「社会のため、人のため」看護師になるという崇高な目標を持った人に対し、有意義な学生生活の場を提供し続け、「共に学び、共に成長する」ことをテーマに、より良い学校を目指していきます。皆様のご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。 |
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