独立行政法人国立病院機構金沢医療センター附属金沢看護学校の母体は、第二次世界大戦後、最も早くに設立された新制度による看護師養成所の一つであり、1947年(昭和22年)9月4日まで遡ります。 初代学校長である、国立金沢病院副院長、柿下正道先生は、「これからの看護婦は単なる医師の補助や職業訓練にとどまらず、自主自学の精神で学び、知性と教養を高め、社会性をもって人を理解することができる看護婦を育成することが重要」と考え、医学や看護の専門的な知識・技術に加え、開学当初から英語教育や華道などをとりいれた教育を行っていました。 歴史と伝統を持つ当校は、設立当時の精神を基に看護の実践家を育てる専門学校としての教育を続け、卒業後は臨床実践家として重要な位置で活躍している卒業生も多くいます。 平成21年度に指定規則の変更がありましたが、当時の精神はまさに今の時代目指していることとオーバーラップし、改めてこの建学時の精神を大切にすることが重要と考えています。しかし、時代背景の移り変わりと共に、入学する現在の学生の特徴は、当時とは全く変化しているのが現状です。そのため、当時の精神を受け継ぎながらも現代の考え方を取り入れた教育理念を改めて考えました。 また、国立病院機構の一員として、北陸地区に残された機構の学校の一つとして、どのような状況においても、看護を提供できるたくましい看護の実践家を育てていきたいと考えます。 本学校は、独立行政法人国立病院機構及び社会に貢献でき、安全・安楽・安心を提供できる有能な人材育成を目指して、学生が卒業後も自ら学ぶ力を持てるよう育成します。 看護師として必要な知識及び技術を教授し、独立行政法人国立病院機構及び社会に貢献し得る有能な人材を育成する。
|