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■第6回 血液型について

上司 「君、血液型O型?」
部下 「いいえ。」
上司 「え?、じゃーB型か?」
部下 「いえ、A型です。」
上司 「え!?それは意外だな。本当にA型か? A型は几帳面なはずだろ。
B型は自由闊達で、O型はおおらかで、AB型は独創的。
君はA型には思えないな。意外だよ。A型らしく仕事もしてくれよな。」
部下 「は、はい…」

飲み会の席で、上司が後輩と仕事の話の合間に一息つく際、ときおり登場する『血液型』の話。この『血液型と性格の関連性』については、経験上、『あたらずといえども遠からず』と思われる方も多いのではないでしょうか。

ヒトの血液中には、大量の赤血球が存在し、その赤血球にA,B,AB,O型それぞれ特有の糖鎖がついています。この点に関する限り、生化学的には、血液型Aのヒトは集団Aとしての特質を備えており、血液型Bの集団とは異なるといえます。一方で、ヒトの自他を識別する無数の生化学的・免疫学的機構が存在するなかで、このABO式血液型の相違点が、ヒトの人格形成にあたえる影響の度合いについては今のところ不明です。

今後の科学の進歩によっては、「ABO型血液型の相違をもたらす機序が、人格形成に絶対的な要素である」と、脚光を浴びる日がくるかもしれません。

ちなみに、『日本人の50%はA型、30%はO型、15%はB型、5%はAB型。ヨーロッパではA型43%、O型39%、B型12%、AB型6%。パラグアイではA型はなく、国民のほとんどがO型です。』パラグアイでは血液型相性は占いできませんね。

以上、血液のトレビア第6回でした。