内分泌・代謝科/内科



  内分泌・代謝内科

室長紹介

氏名 職名 専門分野 外来日
栗田 征一郎 室長 糖尿病、代謝、内分泌 火・木


診療内容・特徴

●代謝疾患
2型糖尿病は、食事や運動などの生活習慣が病気の発症や進展に大きく関わっています。患者さん1人1人に合わせた最新のオーダーメイドの糖尿病教育入院(1・2・3週間パスなど)を積極的に行っています。糖尿病教育入院では、3大合併症(網膜症、腎症、神経障害)のみならず、血管合併症にも力を注いでおり、血管合併症の検査(頚動脈エコー、心エコー、ABIなど)を施行し、異常があれば循環器内科・心臓血管外科・脳外科など他科と連携し早期に治療を行います。また、口腔ケアやフットケアも行っており、必要に応じて歯科や皮膚科に受診できます。持続血糖測定モニターによる再評価、指先穿刺なしで連続的に血糖値がわかるフラッシュグルコースモニタリングシステム、基礎インスリンの量を自動で微調整するインスリンポンプ、カーボカウントや修正インスリンを用いたインスリン強化療法などの専門治療も行っています。また、管理栄養士による栄養指導だけでなく、透析予防チーム(医師、看護師、管理栄養士)よる外来指導、専門看護師による糖尿病療養指導外来なども行っています。糖尿病教室は、毎週木曜日(15~16時)に、医師、管理栄養士、看護師、臨床検査技師、理学療法士が行っています。平成14年にできた当院の糖尿病患者会(兼六会)では、料理教室やハイキングなどを仲間とともに、 語り・楽しみながら行っています。

●内分泌疾患
甲状腺疾患(バセドウ病や橋本病など)を主として、原発性副甲状腺機能亢進症、下垂体疾患(末端肥大症、下垂体腫瘍、プロラクチン産生腫瘍など)、副腎疾患(副腎腫瘍、副腎不全症)などの外来、入院治療を施行しています。 甲状腺腫瘍に対しては、吸引細胞診を行っています。


主な対象疾患

糖尿病 (1型, 2型, 妊娠, その他) 脂質異常症、高尿酸血症、 下垂体腺腫(先端肥大症、プロラクチノーマ、クッシング病) 甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、 甲状腺腫、甲状腺癌、 副甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能低下症、膵内分泌腫瘍 (インスリノーマ、グルカゴノーマ) 副腎疾患 (原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、アジソン病) 性腺疾患


代表的な手術や治療件数

外来糖尿病患者数  約1100名(年)
入院糖尿病患者数  約 180名(年)


地域連携への取り組み、姿勢

開業医の先生方からの御紹介患者さんの治療、ならびに御紹介いただいた開業医の先生方への逆紹介を積極的に取り組んでいます。血糖コントロール不良の糖尿病患者さんで、インスリン導入や経口血糖降下剤の変更等が必要と思われましたら、是非ご紹介いただければと存じます。


地域連携行事

毎週月曜日の午後2:00から地域医療研修センタ-(病棟2F)で糖尿病教室を開いております。 糖尿病とはどんな病気か、糖尿病性合併症とはどのようなものか、糖尿病の食事、運動、薬物療法とはどのようなものか、糖尿病に関する最新の知見とともに患者さんにわかりやすくお話ししています。患者さんだけでなく、どなたでもご参加いただけます。また年3回、糖尿病バイキングを開催しています。ご興味のある方は是非、ご出席下さい。お待ちしています。


兼六会(当院の糖尿病患者会)

平成14年度から続いている公益社団法人日本糖尿病協会に所属している当院の糖尿病患者会です。糖尿病とともに生きる患者さんやその家族が、もっと自分らしくずっと笑顔で生活を送ってほしいという願いから、当院通院中の患者さんを中心に、当院医師や看護師、管理栄養士、検査技師、理学療法士などでの医療スタッフでつくったサークルが「友の会」です。活動内容は、春:総会・講演、夏:ハイキング、冬:料理教室・試食などです。もちろん、参加は自由です。年会費は3000円ですが、当患者会に入ると月刊 糖尿病ライフさかえ(日本糖尿病協会・毎月15日発行:年間6000円)が無料でもらえます。興味ある方は当院スタッフに気軽に声をかけてください。
  内分泌・代謝内科の紹介


主にホルモンの病気を扱っています。甲状腺の病気の方が最も多く、それ以外にも、脳下垂体、副甲状腺、副腎などのホルモン器官に異常を認める患者さんを診療しています。


主に糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの患者さんを診療しています。
糖尿病は生活習慣病の一つで、食事や運動が病気の発症や進展に大きく関わっています。医師のみならず看護師、薬剤師、栄養士、検査技師とチ-ムを組んで、療養指導を行っています。糖尿病の教育入院では三大合併症(網膜症、神経障害、腎症)の検査はもちろん、末梢血管検査、頚部動脈エコーなども検査し、合併症のある方は、眼科や循環器内科、心臓血管外科などの他科と連絡を取り合い早期の治療を行っています。糖尿病教育入院や、インスリン導入に積極的に取り組んでいます。
  外来診察
 
内分泌・代謝 魚谷 栗田 魚谷
田中
栗田 田中
  スタッフ紹介

役職 氏名 専門分野/td> 資格等
内分泌代謝内科 医長 栗田 征一郎
(くりた せいいちろう)
糖尿病 内分泌・代謝 日本糖尿病学会専門医・研修指導医・学術評議員
日本内分泌学会専門医・指導医・評議員
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医・指導医
JMECC/ICLSインストラクター
難病指定医・小児慢性特定疾患指定医
金沢大学医薬保健学域医学類臨床教授(学外)
臨床研修指導医
内分泌代謝内科 医師 魚谷 雄太郎
(うおたに ゆうたろう)
糖尿病 内分泌・代謝  
内分泌代謝内科 医師 田中 亨和
(たなか きよかず)
糖尿病 内分泌・代謝  


☆後期研修医募集中(糖尿病、内分泌に興味ある先生を募集しています)☆
下記連絡先にお問い合わせ下さい
E-mail:302-minami5@mail.hosp.go.jp

  糖尿病教室のご案内

毎週木曜日の午後3:00から地域医療研修センタ-(病棟2F)で糖尿病教室を開いております。
管理栄養士の食事療法に合せ、糖尿病チームの医師・歯科医師・看護師・薬剤師・理学療法士・臨床検査技師が交代でそれぞれに関わる病気や日 常生活のケア、薬や運動と検査について決まったテーマで行っています。
開催のお知らせは、各病棟や内科外来、栄養相談室の掲示板にあります。
コロナ禍の現在は、入院患者様のみの参加とさせていただいています。
  糖尿病療養指導士向け研修会

【金沢医療センター糖尿病療養指導士向け研修会のご案内】

 糖尿病の知識や療養指導のポイントについて医師、看護師、薬剤師、栄養士、検査技師、リハビリなどメディカルスタッフの専門性を生かした講義や体験学習を行っています。
糖尿病についてどなたでも勉強できる機会にしたいと思っています。糖尿病療養指導士の方や今後目指している方、糖尿病に興味のある方ならどなたでもお気軽にご参加ください。

<次回予定>


 第25回 金沢医療センター糖尿病療養指導士向け研修会

日時:令和6年7月26日(金)  18:30~20:30
会場:金沢医療センター 管理棟 3階 講堂

18:30~19:30
講演1 『糖尿病の薬物療法』

講師:金沢医療センター 薬剤部
薬剤師 川上紗枝先生

19:30~20:30
講演2 『糖尿病の検査について』
講師:金沢医療センター 臨床検査部
臨床検査技師 松本秀平先生


<申し込み方法・参加費>
参加無料、事前申込は不要です


<取得単位>
本講演会は以下の単位が取得できます
*日本糖尿病療養指導認定機構(0.5単位)
*石川県糖尿病連携医、石川県糖尿病療養指導士認定(1単位)



<お問い合わせ先>
国立病院機構 金沢医療センター
チームD-NET/南5病棟
代表世話人 栗田 征一郎 
TEL 076-262-4161
E-mail:302-minami5@mail.hosp.go.jp


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