当院は「NIPT等の出生前検査に関する情報提供及び施設(医療機関・検査分析機関)認証の指針」に沿って出生前検査を行っています
2021年11月に出生前検査認証制度等運営委員会が日本医学会に設置され、「NIPT等の出生前検査に関する情報提供及び施設(医療機関・検査分析機関)認証の指針」が示されました。当院は金沢大学附属病院の連携施設としてその指針に示された「NIPTを実施する医療機関」に2022年9月認証されました。
検査のみではなく検査前後の遺伝カウンセリングにより、ご夫婦の理解を深め、その後の対応を一緒に考えていきます。
NIPTは妊娠10~14週に母体の採血を行い、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーについての可能性(陽性、陰性、判定保留)を調べるスクリーニング検査です。
<NIPTの対象となる疾患>
13トリソミー、18トリソミー、21トリソミー
<NIPTの受検が選択肢となる妊婦>
検査の対象となる疾患の発生頻度が高くなる以下の状態
1. 分娩時の年齢が35歳以上となる方
(不妊治療で凍結胚移植をされた方は、採卵時の年齢が34歳2か月以上であった方)
2. 母体血清マーカー検査で、胎児に染色体数的異常を有する可能性が示唆された方
3. 染色体数的異常を有する児を妊娠した既往のある方
4. 両親のいずれかが均衡型転座やロバートソン型転座を有していて、胎児が13トリソミーまたは21トリソミーとなる可能性が示唆される方
5. 胎児超音波検査で、胎児が染色体数的異常を有する可能性が高いと指摘された方
<予約方法>
当院産婦人科外来に直接お問い合わせください。当院で分娩されない方も対象としておりますのでご相談下さい。
<費用>