病棟紹介

東3病棟

東3病棟

当病棟は精神科閉鎖病棟です。専門的知識と技術を活かし、患者さんの思いに寄り添いながら、その人らしくより良い生活が送れるよう看護に努めています。

○石川県および隣県から身体合併症をもつ精神疾患患者さんを受け入れており、地域医療の中心的役割を担っています。各診療科医師や多職種スタッフと連携を図り、心と身体面の総合的治療を進めています。

○当病院では、以下のような患者さんに対して「無けいれん電気療法」を行っています。
 ・薬物療法だけでは症状改善が難しい
 ・副作用が出やすいため、薬の増量が難しい
 ・精神症状が重度である
 このように、速やかに症状改善が必要な患者さんが無けいれん電気療法治療の対象となります。実際に行う際は手術室にて麻酔科医と連携し、呼吸状態や循環動態を評価しながら無けいれん状態で電気治療を行うため、身体への負担が軽減され高齢者や身体合併症の患者さんにも安全に治療が行えます。

○院内外の関係多職種との連携がスムーズであり、充実した医療を受けることができます。
 ソーシャルワーカーや入退院支援看護師をはじめ、入院早期から医師・看護師・薬剤師・理学療法士によるカンファレンスや、地域での生活を支えるケアマネジャーや訪問看護師等の関係職種とともに合同カンファレンスを行い、患者さんが住み慣れた地域社会にできるだけ早期に戻れるよう、個々の生活視点に立った退院支援を行っています。

○県内でも数少ない「光トポグラフィー検査」を行っています。
 光トポグラフィー(近赤外光脳機能計測:NIRS)検査は、頭部に近赤外線を当てて反射してくる光から脳血流(ヘモグロビン濃度)の変化を読み取り、脳の活動状態をリアルタイムに数値化・画像化する検査です。  この検査によって、通常の問診だけでは得られない脳機能の客観的評価を行うことができ、より的確な診断・治療につながることが期待されます。うつ病に対して、問診だけではなく客観的指標が得られる診断の補助検査です。

光トポグラフィー

○毎月、季節行事やレクリエーションを行っています。
 病棟は、療養の場であるとともに「生活の場」でもあります。入院患者さんにとってより良い療養環境を目指し、年間を通じて季節を感じていただけるよう、夏祭りやクリスマス会をはじめ、季節行事やレクリエーションを企画・実施しています。

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